外部環境の変化を生き抜く「外食 DX」 ~感覚に頼らない「組織づくり」の最適解~

千房株式会社
営業本部 本部長 兼コーポレート戦
略室 HR ソリューションチーム担当
森山卓馬様
飲食
選考の効率化
面接の属人化解消
全店舗展開企業
大阪・道頓堀での創業から 50 年以上の歴史を持ち、国内外に多数の店舗を展開するお好み焼の名店「千房」。
独自のこだわりである「前味・中味・後味」のホスピタリティを軸に、多様な価格帯や業態で多くのファンに愛され続けているリーディングカンパニーです。
今回は、店長アンケートで 82.7%が業務軽減を実感するという圧倒的な成果を実現した、面接の仕組み化の舞台裏と、伝統に縛られない先進的な外食 DX の取り組みに迫ります。
用途
・アルバイト採用
目的
・採用スピードの向上
・面接のクオリティアップ課題
・現場の負担軽減
・応募者の取りこぼし
・採用単価
応募は来るのに面接が組めない——現場の時間制約による機会損失
──まず、Interview Cloud の導入前ですが、御社ではどのような採用状況や課題を抱えられていたのでしょうか?
導入前は、各店舗で面接を実施していて、店長か主任が面接対応をしていました。
応募が入ると、ジョブオプより各店舗のメールに届くので、店舗スタッフが応募者とメールのやり取りをして面接日を決めるという流れです。
―― 店舗ごとに手作業で調整されていたとのことですが、営業中の忙しい時間帯とのやり繰りが大変だったのではないでしょうか。
そうなんです。どうしても現場の時間の制約が大きかったんですよね。店舗が面接できる時間って限られていて、アイドルタイムの 14 時〜17 時くらいに予約が集中しがちでしたし、ピーク時間帯(11 時〜15 時、17 時以降)は面接対応が難しいです。営業が終わった後も、疲れてしまって返信が遅くなることもあります。
そうなると日程調整に時間がかかってしまって、途中で連絡が取れなくなったり、無断キャンセルが起きたりもしました。
当時は採用単価も高止まりしていて、5 万円以上が当たり前みたいな状態でした。「それなら求人広告の出し方を工夫して、応募単価(1 応募を集めるコスト)を下げればいいのでは」と思われるかもしれません。
しかし、いくら応募が多く集まっても、現場が忙しくて面接を組めなければ、面接の実施率は上がらず、最終的な採用には繋がらないんですよね。媒体の魅力を上げることも大事なんですけど、それ以前に「面接の間口を広げないといけない」という感覚が強くなっていきました。

決め手は「9~24 時・365 日」の面接機会。
全店一斉導入で見えた費用対効果
―― まずは「面接の間口を広げる」という本質的な気づきがあったのですね。
そこから「InterviewCloud」を知ったきっかけと、導入の決め手は何だったのでしょうか?
きっかけは外食業界のネットワーク経由での紹介です。そこで Interview Cloud を知って、最大の魅力だと感じたのは、朝 9 時から深夜 12 時まで面接対応ができる点でした。店舗側の都合に左右されずに面接機会を作れる、というのは大きかったですね。
費用面でも、イニシャルコストが 30 万円で、ランニングコストも店舗スタッフの人件費と比べて大きく乖離しているわけではない。費用対効果が見えやすかったので、導入に踏み切りやすかったと思います。
―― 費用対効果も見えやすかったとのことですが、実際の導入(全店への展開や質問の設計など)はどのように進められたのですか?
導入は最初から、ほぼ全店舗で一斉に進めました。費用対効果が明確だったので、全店導入への不安はあまりなかったですね。
カスタム質問については、各店舗から要望をヒアリングして、本部で内容を取りまとめて設計していきました。
千房にはカジュアルなお店から高級業態まで様々な価格帯の店舗がありますが、今回はあえて技術的なスキルを聞くというより、ホスピタリティや表情、笑顔など、サービス業としての基本的な資質を共通の評価基準として置きました。
「うちはハイブランドだから WEB 面接は馴染まない」と考えがちですが、価格帯や業態が違っても、千房が求める「核となる人材要件」はそこまで変わらないという考え方で行っています。
―― 導入して、どんな効果がありましたか?
一番大きいのは、面接調整と実施の工数が圧倒的に削減されたことです。レスポンス速度も上がりましたし、現場の負担は確実に軽くなったと思います。
実際に導入後の店長アンケートでも 82.7%が業務負担軽減を実感している、という結果が出ています。
あとは、面接動画を複数人で確認できるので、採用判断のギャップが減ったのも良かった点です。チームで意見を出し合えるので、判断が属人化しにくくなりました。現場からの不満やクレームも、ほとんど発生していないですね。
店長の 82.7%が負担軽減を実感。
面接の「属人化」を防ぎ、採用の質も向上

―― 現場からの不満はほとんどなかったとのことですが、運用をスタートする上での課題や、現場とのやり取りでのご苦労などはありましたか?
もちろん全員が最初から納得していたわけではなくて、対面面接へのこだわりや、慣れからの脱却が難しいという意見もありました。「自分たちで面接したい」とか、「採用工数が増えた」という声も一部にはありました。
ただ、これまでは特定の店舗や面接官の主観に頼っていた部分が大きかったため、一時的な負担感だったと考えています。客観的に見れば、面接対応の仕組みが整理され、むしろ全体の工数は削減されていくものだと思うので。
反省点としては、現場への事前の意図伝達やアナウンスが少し弱かったことです。導入の目的を、もっと現場に寄り添って丁寧に伝えていくべきだったと感じています。
付加価値の高い業務へ集中するために。
厳しい外部環境を生き抜く「DX」の重要性
―― 最後に、同じ課題を抱える企業へメッセージをお願いします!
外食業界は、法律や政治、消費税、働き方改革など外部環境の変化もあって厳しい状況です。
だからこそ生産性向上が大きな課題で、自前主義ではなく DX・AI・アウトソースを活用していくことが重要だと思っています。
今は労働時間の制約もありますから、ただ自前主義にこだわっていると、スタッフが「業務に追われるだけ」で、接客スキルなどの経験を積む時間が減ってしまいかねません。
だからこそ、同じ労働時間でもいかに付加価値の高い業務の「密度」を上げられるかが大事なんです。
Interview Cloud は、そうした接客や店舗運営に集中する時間を生み出すツールとしておすすめできますし、同じ課題に直面している飲食・外食企業には特に合う仕組みだと思います。

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